こちらへ来てすぐに、車を買うまでの当座の足としてまず自転車を購入した。初めの 1 ヶ月は、買い物へはもちろん、通勤時にモノレール駅までの移動にも利用していたが、車を買ったとたん、乗らなくなってしまった。怠け者な性格のせいであることは間違いないが、
なにより『暑い』のだった。日焼けも怖い。さらに、これは次回書こうと思っているが、仕事帰りに飲む機会が多く、そうするとタクシーで帰るため自転車は駅に置き去り、ということが最高では 6 日間続き、その間に空気が抜かれているなど、自転車にいたずらされていることもあった。また、乗っている時に突然の風雨に何度かたたられたことも影響し、今では自転車はすっかり錆びついて、自転車置き場に置きっぱなしとなっている。
そのかわり、車は大活躍をしている。当初は、時間さえあれば島内を北から南まで走りまわっていた。走行距離は 1 年間で 10,000Km を軽く超えていた。 1 年足らずの間に辺戸岬(本島最北端)に 4 回行き、同僚から『(島は)狭いんだから、そんなに急いだらすぐ行くところがなくなるよ』と笑われたりもした。
そのうちに、仕事のリフレッシュに良く訪れるお気に入りの場所もいくつか出来た。海は部屋からもほんのわずか見えるが、やはり少し足を延ばすと景色が違って気持ち良い。よく訪れるのは、城(グスク)跡。中城城跡からは東西両方の海が眺められ、壮観である。疲れ気味の時には、北部の人の少ない砂浜で海を眺めていると、どんなことでも小さく思えてすっきりする。少し高台に登ると、周辺の島が眺められる。
先日は本部町・八重岳の桜を見に出掛けた。ふだんは静かな山が、北部では珍しく渋滞するほどにぎわっていた。
さて車で出掛けても、飲んでしまったら飲酒運転はご法度である。そんな時に便利なのが『運転代行』。地方出身者の私はその存在を知ってはいたが、東京ではほぼ見かけることはなかった。だが沖縄では非常にメジャーな存在で、しかも一度車を置きに帰る手間を考えると、タクシーよりも安かったりするのである。
利用方法は簡単で、居酒屋などから携帯で運転代行業者に電話をかけるか、店に頼んで手配してもらう。電話番号は、飲食店のレジ周りにカードがたくさん置いてあるのですぐ入手できる。代行業者は 2 人組で、近くまで来ると折り返し電話をかけてくるので、落ち合って業者 2 人のうち 1 人が自分の車を代わりに運転してくれ、目的地(次の店?)まで送ってもらう。私の利用歴で最短は 2Km500 円、最長は恩納村〜那覇の 60Km 、高速代 2 台分込みで約 7,000 円だったと思う。東京の友人はその安さに感動していた。 |